予約・受診から治療の流れ
予約について
当科は完全予約制です。必ず事前に電話またはメールにて受診の予約をお取りください。 初診の予約に際しては、今診ていただいている主治医の先生とよくご相談してください。 受診日までに主治医の先生からの診療情報提供書(紹介状)、CT等の画像データや検査結果等をご準備ください。過去に他院で放射線治療を受けたことのある方は、照射録のご準備もお願いいたします。予約時にお聞きする情報
患者様氏名、年齢、性別、電話番号、日中連絡先(携帯電話等)、現在かかっている病院名、病名、診療情報提供書の有無(受診時に用意されていれば大丈夫です)等受診日当日について
保険証、診療情報提供書(紹介状)、CT等の画像データ、検査結果等をお持ちになり、予約時間までに直接当センターへお越しください。治療開始前の検査について
治療開始前にどういった検査をするのですか?
治療開始前の諸検査は、それぞれのご病気の状態に合わせて検査プランを提案いたします。画像検査
X線CT検査
X線CT検査は疾患の存在する領域、例えば胸部、腹部、骨盤、あるいはそれらのうちの複数の領域に対する基本となる検査です。アレルギーや腎臓の機能障害がなければ単純CT検査に加えてさらに詳しい身体情報を取得することが可能な造影検査が行えます。造影検査は組織の状態を反映するいろいろなタイミングで撮影します。そのタイミングには動脈相、(門脈肝実質相)、静脈相、遅延静脈相などがあります。
MRI検査
この検査も疾患の存在する領域を検査します。MRIはX線CTよりも多くの機能的側面をとらえて画像化します。血管に限らず流れのはやい部分、遅い部分、細胞外水分の多い組織、脂肪の多い組織、繊維組織、腫瘍性の組織、ダメージのある組織などでそれぞれの機能的な特徴を画像にすることができます。また、脳転移のリスクのある方では脳MRI検査をお勧めすることもあります。
PETーCT
全身PETーCTは腫瘍の種類を問わず発見しようという検査です。多発している病巣の検索にも威力を発揮します。また当院のPET-CTには二つの特徴があります。一つはこのCT部分の解像度が優れていることです。一般のCTの中でもハイクラスの64例検出器型機種を使っています。また、異常を認めた場合には、その異常が腫瘍性のものかどうかを鑑別するために時間をかけて遅延相での撮影を丁寧に行っています。読影も経験と高度な技術をもつ核医学画像診断の常勤の専門医が行います。
血液検査ならびに生理機能検査
- 免疫機能検査
- アレルギー検査
- ガス拡散能力検査を含む呼吸機能検査
- 肝機能・腎機能・血球成分などの諸血液生化学検査
IVR検査・内視鏡検査
必要な場合には血管撮影などのIVR検査・内視鏡検査・組織診などを行います。
治療計画用CT
放射線治療計画を立てるためのCT撮影を行います。また、安定した姿勢で精密な治療が出来るように必要に応じて固定具の作成も行います。治療に入る前には、放射線治療技師から実際に放射線治療を受けるときのわかりやすい説明も致します。
治療計画
最も良い、精密で正確な治療プランの作成と検証をするために、治療計画用CT撮影から約7日程度は治療計画を立てるお時間をいただいています。
放射線治療開始
治療計画用CT撮影から約7日後より治療開始です。治療開始日は変更となる場合、改めて日程のご連絡を致します。
検査のための入院が必要ですか?
上に述べた画像検査から血液検査までは外来で可能です。IVR検査では検査のための入院が必要なことが多いです。ケースバイケースです。多くの場合は外来か入院かを患者様が選択できます。